2020年現在、世界各国への旅行が制限されておりますが、一日でも早くバリ島で皆様に会えますように。

2020年バリ島のニュピと新型コロナ騒動と個人的事件

2020年ニュピバリ島の文化

2020年バリ島のニュピは新型コロナ騒動と共に始まりました

静寂の日ニュピとは?

今回は、恒例のバリ島ヒンドゥーのお正月「静寂の日ニュピ」についてです。

この日は電気や火の利用が禁止で、外出ができず、お店もすべて休業、空港も閉鎖され、当然車やバイクも走っていません。外国人も観光客も例外なく同じように過ごします。ホテル滞在の場合は、ホテルの敷地内は行動できますが、照明の利用やレストランの利用にも制限があり、ホテルスタッフも2泊を泊まりこみで対応してくれます。
というのは皆さんご存じですよね。

今年2020年のニュピは3月25日でした。
3/25の早朝6時から、3/26の早朝6時までは外出禁止で、照明や火を使ことはできません。テレビもみられず、インターネットも通じません。バリ島内のテレビやインターネットが切断されるのです。(バリ島以外のインドネシアではつながります)

今年のニュピはコロナ自粛にあいのり

私はほとんど毎年バリ島外に出ていたのですが、今年はさすがにコロナ騒動のため、移動は自粛しておとなしく自宅で、しかもひとりで過ごすことにしました。

また、コロナ感染者が少しずつ増えてきていたこともあり、3/20からはインドネシアに入国する外国人は自国のインドネシア大使館でヴィザの申請が必要になるなど、外国人観光客は実質入国できない状況になりました。(このあと4月初旬からは外国人観光ビザはすべて停止となります。)

同じく3/20頃からバリ島で自粛要請が出たため、ニュピ前はムラスティ、オゴオゴなど忙しいバリ人もすべての行事が急に中止となり、テンションだだ下がりで、街が急に静かになり始めました。

しかもニュピ前日の3/24になって急に「ニュピは3/26も継続、ただし電気は使ってよし」という急すぎる、前代未聞のニュピ延長令が出ましたが、特に混乱もなくバリの住民全員が2日間のニュピを受け入れていたようです。「お客さんもいないことだし、もう1日のんびりするか↓↓」という気持ちの人も多かったのだと思います。
ヨーロッパ諸国ではロックダウンが始まっていたので、ニュピに乗じてロックダウンの予行練習でも始まったのではないかという人もいました。

ニュピ当日

さて3/25ニュピ当日の私ですが、観光客が入国できないので今後の新規予約がないためお仕事もありません。
昼間は日本でダウンロードしてきたアマゾンプライムの映画などを観て過ごし、早めの夕食を終え家中の照明を消してさらにのんびり過ごしました。
ニュピの夜は新月で、しかもバリ島全体で照明を使わないので、空は一面プラネタリウム状態でうっとりと星空観賞をして過ごしました。

必死で撮った写真ですがぜんぜん伝わりません。この100倍以上の星が見えたのです。
こんなにのんびりと過ごしたニュピは初めてですが、先行きの見えない現実と不安と、考えても仕方ないという投げやりな気持ちが行ったりきたりして、心から満喫できたというのは嘘になりますね。

インディホームのNHKは観れました

ところで3/25の06:00から 24時間はインターネットが切断されたのですが、なぜかIndohomeのNHKワールドぷプレミアムは観ることができました。チャンネルを変えると観れなくなるかもしれないので、ひたすらNHKだけ見ていましたが、本来Indohomeのテレビはインターネット回線なので、インターネットがつながらないとテレビも見れなくなるのですが、不思議なものです。

ニュピの夜に起きた事件とは

ニュピの夜3/25

特にすることがないので22:00頃ベッドに入ろうとすると、急に水道のポンプ音がピーッとなり始めました。うちは浄水器を通じて水がでるので、蛇口をひねるとポンプの音がするのです。
私が水を出していないのに一体だれが?
泥棒がコロナ対策で家に侵入してまず手を洗った?
ポルターガイスト?
暗闇の中、恐る恐る家の中をチェックしたが水漏れはなく、泥棒がいたら怖いので庭には出ず、中はしっかり施錠して、そのまま寝てしまいました。
夜中2時に目を覚ました時もポンプ音は止まず、さすがに4時間も水が出続けてはもったいないと(泥棒も4時間は待たないでしょうし)、暗闇の中懐中電灯を使って元栓を閉めに庭に出ましたが、特に問題はなく。。でもそのあとはどこの水漏れなのか気になって気になって一睡もできませんでした。

そして朝起きると、雨は降らなかったのに2階のお寺は水浸しで、駐車場から家の前の道路まで大雨のあとのような水たまりが。
どうやら昨夜急に2階のどこかの壁の中のパイプの水漏れがおきたようです。

ニュピの延長日3/26

ニュピの翌日、つまり3/26はニュピの延長日ですが、外出のみ禁止で、火や電気は利用可で、インターネットも復活しました。地域の自治会が道路を封鎖して、ニュピ延長を知らない人に外出禁止を呼びかけていたようですが、道路を通るバイクや車の音はほとんどしないので、みなさん静かに過ごしていたのでしょう。

当然この日は大工やスタッフも呼ぶことができなかったので、修理はあきらめました。壁がさらに破裂するのが怖く水道の元栓を開けずに、唯一庭にある、浄水器を通さない蛇口から水を汲んで生活用水に使うことにしました。トイレも使う度にタンクに水を汲んで、お皿は庭で洗い、シャワーも庭ですませて、まさに家庭内キャンプ生活を満喫(?)して過ごしました。幸い塀が高いので、外部から覗き見されることはないのです。こういうとき南国ってお湯なしでシャワーできるので助かります。

ニュピ延長日明け3/27

そしてニュピ明けの3/27朝に知り合いの大工さんに来てもらい、すぐに温水器へ通じるパイプが漏水していることがわかり、壁を壊してパイプを交換してもらいました。

これが水漏れしていたパイプ。
以前温水器を取り付けたときの大工がわざとパイプに穴をあけて、この3年ほどで少しずつ少しずつ水漏れして壁に侵食し、ニュピの夜についに壁が耐えられなくなり破裂したのです。
1時間ほどの修理で新しいパイプに替えてもらい、すぐに水道水が使えるようになり、私のプチキャンプ生活は終わりました。

日本のように業者にクレームはできないし、もちろんその時の大工と連絡はつきません。
日本では考えられないことですが、こちらでは泣き寝入り。。その時にきちんと見ていなかった、私たちが悪いのです。

バリの神様に守られているのか、守られていないのか

1年は365日あるのに、照明を使えないニュピ当日に漏水し壁が破裂したなんて私はどんなにツイていないのだろうと一瞬落ち込みました。でも気が付きました。毎年ニュピには家にはいないのですが、今年もし3泊も家を空けている時に漏水していたら、とんでもない洪水になっていたはずです。家にいたからすぐに対処できたのです。私はツイていないのではなく、ツイていたのです。

バリに住んで15年以上、数えきれないほどいろんなことがありましたが、毎回起こるちょっとした事件も「最悪な結果」になっていないのは、神様が守ってくれている、いや守られながら、軽くおちょくられているのでしょうか。これも私がバリの暮らしに飽き飽きしないように、ということでしょうか??。昨年から以前は全くしていなかったお供えもするようになったので、神様の意地悪もほどほどにしてほしいものですね。

こうして、仕事のない、初めてのニュピは終わったのでした。